痴漢ごっこに濡れた夜、電話越しに開発されていくカラダ
まだ20代前半だった頃、私は彼と遠距離恋愛をしていました。
すぐに会えないもどかしさを埋めるように、私たちは頻繁に深夜のテレフォンセックスで繋がっていました。
静かなベッドルームの中、スマホを耳に当てて、彼の低くて艶のある声を聞くだけで、下腹部がじわりと熱くなる――そんな夜が何度もありました。
ある夜、彼から届いたLINEには、AVのリンクが添えられていました。
「これ、一緒に見ながらやってみようか」
送られてきたのは痴漢モノ。制服姿の少女が、電車内で無遠慮に胸や尻を揉まれ、最終的にはショーツの中に指をねじ込まれていく映像。
正直、見るまでは引いてしまうかと思っていたのに……
女の子の怯えた表情と、拒みながらも身体が反応していく描写に、私の指先が自然と太ももに滑り落ちていました。
羞恥と背徳と興奮の入り混じったあの感覚は、未だに忘れられません。
彼との電話はすでに繋がっていて、私はベッドに寝転びながら、想像の中で制服姿の女子高生になりきっていました。
彼は現実でもスーツを着る会社員。その彼が、満員電車の中で私のスカート越しに尻を撫でまわし、背後から執拗に胸を揉みしだく――そんな妄想を二人で共有しながら、私は自分の体をゆっくり弄り始めていました。
「スカートの中、どれくらい濡れてるの?」
「そんなに押し付けられたら……声、出ちゃう……」
息を荒げながら彼が囁きかけてくると、私は両脚を擦り合わせながら乳首を指でなぞり、じわじわと下腹部の奥が疼いていくのを感じていました。
その瞬間、スマホ越しに聞こえた彼の吐息が、一気にリアルな熱を帯びて……。
電話越しの吐息とオナニー音に、理性が溶けていく
スカートの奥に指を差し入れ、ゆっくりとクリトリスを擦りながら、私は自分の呼吸がだんだんと荒くなっていくのを感じていました。
下着はとっくに湿っていて、指先はすでにとろとろの愛液でぐしょぐしょ。
そんな私の耳に、彼の低く艶やかな吐息と、チンポを扱く湿った音が電話越しに漏れ聞こえてきたのです。
「ヌチャ…ッ、ああ……ゆな、聞こえる?……俺、君の声でめちゃくちゃになりそう」
その声に背筋がゾクッと震え、指先に力が入る。
彼の喘ぎ声だけで、私のマンコはさらに濡れ、膣内がピクピクと収縮していきました。
「すごい音してるよ。そんなに濡れてるの?」
「……うん、ダメかも。もう変になっちゃってる」
「バレちゃうよ、周りに。そんなにクチュクチュ響かせて……」
耳元で囁くような彼の言葉に、羞恥と興奮が一気に込み上げ、私は軽くイッてしまった。
カラダが小さく跳ねて、足の間からぬるっとした感触が溢れ出す。
「……今、イッたでしょ?」
「……なんで分かるの?」
「声と、呼吸の変化。俺、ゆなの感じるクセ、覚えちゃってるから」
その言葉に思わずスマホをぎゅっと握りしめる。
見られていないはずなのに、すべてを見透かされているような錯覚。
それがなぜか、たまらないほどゾクゾクする。
私はそのまま、指を中へと深く沈めていく。
ゆっくり、ねっとりと膣の奥に押し込んで、自分の中をかき回しながら上下に動かす。
彼の指が入ってきているつもりで、目を閉じたまま喘ぎ声を漏らしていた。
自分の指なのに、まるで彼に中を弄られているような感覚。
スマホ越しのエッチなのに、実際のセックスよりも深く、私はすでに彼の妄想のなかでイカされ続けていた。
興奮の極みに達した二人、声だけでイキ合う夜
快感の波がひと段落し、私はシーツに倒れ込むように横になっていた。
絶頂したあとの余韻に浸りながら、もう今日はこれで十分……そう思いかけていた。
けれど、スマホの向こうから聞こえる彼の息遣いはどんどん荒くなっていて、まだ終わりではないことが伝わってくる。
「ねぇ……パンツの上から、ちんちん擦りつけてもいい?」
いきなりの一言にドキッとして、反射的に応えてしまった。
「……うん、いいよ」
彼の脳内には、まだ“痴漢ごっこ”の続きを妄想している私の姿があるのだろう。
私もそれに乗っかるように、下着を履いたまま、うつ伏せで布団に腰を押しつけ、電車の中で後ろからグリグリとペニスを擦りつけられているようなイメージを重ねて腰を動かし始めた。
「うっ……そんなに押しつけられたら……またイっちゃう……っ!」
クッション越しに押しつけられる感触を想像するだけで、愛液がパンティの中でとろとろに溢れ出していく。
スマホのスピーカーから漏れる、彼が肉棒を扱く音。
クチュッ、ジュポッという音が、生々しくていやらしい。
彼の吐息はどんどん熱を帯び、荒々しくなっていく。
「やばい、もう……パンツの中に出す……! おまんこにたっぷりかける……!」
言葉責めのように畳みかける彼の声に、またしても私の中で快感が弾けた。
ビクンと腰が跳ねて、擦りつけた布団が濡れていくのが分かる。
そのすぐ後、彼のあえぎ声がピークを迎え、低く、震えるような声で果てていった。
「……出た……すごい量……」
冷静になった瞬間、私たちは一瞬だけ気まずくなった。
けれど、どこか安心したように笑って、ぽつりと彼が言った。
「……気持ちよかったね。また、やろうか」
「……うん。次は、違う設定にしてみる?」
その後も、ナースと患者、教師と女子生徒など、色んなシチュエーションで電話エッチを重ねたけれど……
この夜の痴漢ごっこほど、激しく感じたことはなかった。
管理人よりコメント
YUさん、貴重な電話プレイの体験談をありがとうございました。
パートナーとの距離が離れていても、声と想像力を駆使することでここまで深く繋がり合えるなんて、テレフォンセックスの持つ力を改めて感じました。
とくに、痴漢もののAVを活用してのイメージプレイは大胆かつリアルで、文章を読んでいるこちらまでドキドキしてしまいました。
ただ耳で聴くだけではなく、視覚の刺激と自分の指の感覚がリンクすることで、実際のセックスに近い没入感が生まれていたのではないでしょうか。
しかも、彼の演技や息遣いに反応して、自分の中の欲望がどんどん引き出されていく様子は非常にリアルで、読者としても思わず息を詰めてしまいました。
恋人同士でしか生まれない信頼感と、ちょっとした背徳感。
その両方が絶妙に混ざり合った、濃密で刺激的な一夜の描写は、きっと多くの方の参考にもなることでしょう。